環境省と気象庁は30日午前5時、熱中症の危険性がきわめて高い気象状況が予想されるとして、栃木県内に熱中症警戒アラートを発表した。外出はなるべく避け、室内をエアコン等で涼しい環境にして過ごすよう呼びかけている。

 気温や湿度、日射量から推定する暑さ指数は大田原が33、佐野と小山が32、黒磯、塩谷、鹿沼、宇都宮、真岡が31で、いずれも31以上の「危険」となっている。

 予想最高気温は宇都宮、大田原がいずれも37度。

 環境省などは、医師、看護師、熱中症の対応について知識があり一次救命処置が実施できる者のいずれかを常駐させ、救護所の設置、および救急搬送体制の対策を講じた場合、涼しい屋内で運動する場合等以外は、運動は行わないようにとしている。身近な場所での暑さ指数を確認し、熱中症予防のための行動をとるよう呼びかけている。