環境省と気象庁は31日午前5時、熱中症の危険性が極めて高い気象状況が予測されるとして、栃木県内に熱中症警戒アラートを発表した。外出はなるべく避け、室内をエアコンなどで涼しい環境にして過ごすよう呼びかけている。
気温や湿度、日射量などから推定する暑さ指数は佐野と小山が33、大田原、鹿沼、宇都宮、真岡が32、塩谷と那須烏山が31で、いずれも31以上の「危険」となっている。
予想最高気温は宇都宮が36度、大田原が35度。
環境省などは、特別な場合を除き、運動を控えるよう促している。特別な場合とは医師、看護師、熱中症の対応について知識があり一次救命処置が実施できる者のいずれかを常駐させ、救護所の設置、および救急搬送体制の対策を講じた場合、涼しい屋内で運動することなどを指すという。
また、熱中症搬送者の半数以上は、65歳以上の高齢者であることから、身近な高齢者に対し、昼夜問わず、エアコンなどを使用するよう声かけをしてほしいとしている。