航空機エンジン部品製造のAeroEdge(エアロエッジ、足利市寺岡町、森西淳(もりにしじゅん)社長)が14日発表した2023年6月期決算は、売上高が前期比48・7%増の29億2千万円、経常利益が約56倍の5億9800万円、純利益が約92倍の6億7300万円だった。7月に東京証券取引所グロース市場に上場してから初の通期決算で、いずれも過去最高だった。
主力の商業用航空機のエンジンに搭載するチタンアルミブレードの受注拡大に加え、円安の影響で大幅に増収増益となった。新型コロナウイルス禍で実施した生産体制の見直しでコストカットも進み、営業利益は4億7900万円で創業以来初の黒字だった。
24年6月期の業績予想は、売上高が19・9%増の35億300万円、経常利益が0・3%増の6億円、純利益が18・1%減の5億5100万円の見通し。