【栃木】藤岡町在住のデジタルアーティストebi(本名・海老沼洋介(えびぬまようすけ))さん(43)の個展が31日まで、市藤岡図書館1階展示スペースで開かれている。市内での個展は初めて。タブレットなどを使用して描いたデジタルアート計10点を展示している。
藤岡町藤岡でカフェを経営しながら制作活動をするebiさんは、これまでにフランスや横浜市、小山市などで出展してきた。
作品の多くは「闇の先に見える光」をテーマに描き、心の中の苦しい感情を擬人化させ、その先に見えた光の色をデジタル特有の鮮やかな色合いで表現している。
カメレオンのかぶり物をした青年を描いた作品「No Fixed Colors」には「自分の中の軸を大切にしつつ、社会の変化に対応しながら何色にでもなってやる」という思いを込めたという。
ebiさんは「葛藤や決意など一つ一つの作品に込めた思いを感じながら見てもらえれば」と来場を呼びかけている。
午前9時~午後7時半。月曜休館。入場無料。