【さくら】市は22日の市議会議員全員協議会で、災害時に避難所となる氏家中学校体育館への空調設置事業費として、6100万円を本年度一般会計補正予算案に追加すると明らかにした。9月の定例市議会に提出する。

 花塚隆志(はなつかたかし)市長は冒頭のあいさつの中で、2011年の東日本大震災に関連したお丸山の崩落、15年の関東・東北豪雨、19年の台風被害など、4年サイクルで起きている自然災害について言及し、市民らに防災意識の高揚を願った。

 体育館の空調機器導入に関し、花塚市長は昨年9月の市議会一般質問の答弁で、「小中学校の体育館や格技場での空調機器導入は、酷暑による児童生徒の健康管理や避難所としての観点から必要で、導入を決断した。23年度予算に計上したい」と述べていた。

 地方債の補正となる同空調整備のほかに、床を修繕する旧穂積小体育館改修事業として710万円も追加する。