笠石神社の国造碑の前で冊子を持つ大沼さん(左)

那須与一伝承館に所蔵されている11ページの笠石懐古(縦18センチ、横12センチ)

笠石神社の国造碑の前で冊子を持つ大沼さん(左) 那須与一伝承館に所蔵されている11ページの笠石懐古(縦18センチ、横12センチ)

 【大田原】県漢詩連盟会長の大沼美雄(おおぬまよしお)さん(65)=那須塩原市石林=は、日本三古碑の一つで国宝の「那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)」(湯津上)などについて詠まれた明治期の漢詩集「笠石懐古(かさいしかいこ)」を詳読、現代語訳し、冊子にまとめた。当時の学者らの作った漢詩などは、国造碑の価値に改めて光を当てる内容だ。