【高根沢】今年1月に地区防災計画をスタートした仁井田自治会は3日、防災フェア(訓練)を仁井田集会所などで行った。
訓練は午前8時半に震度6の地震が発生したと想定。同地区193世帯は、玄関や物干しなどに黄色いハンカチを掲げ、住人の無事と避難終了などを知らせた。掲示率は76%だった。
集会所での避難訓練には地域住民約60人が参加。高根沢消防署と町消防団第4分団の協力で起震車などを体験した。またカレーライスやけんちん汁、焼きそば、赤飯の炊き出しを各100人分行うなどし、災害時に備えた。
起震車で地震の揺れを体験した北中1年菅野里音(かんのりお)さん(13)は「大きな地震が起きたら対応が難しいと分かった。日頃の備えが大切になる」。鈴木忠(すずきただし)自治会長は「今後は、北小や図書館といった避難所までの危険箇所を皆で歩きながら確認したい」と話していた。