県教委が進める県立高校再編を巡り、県老人福祉施設協議会は12日、廃科予定となっている真岡北陵高介護福祉科の存続などを求める要望書を阿久澤真理(あくさわしんり)県教育長に提出した。
同協議会の古口光夫(こぐちみつお)副会長らが県庁南別館を訪れ、介護業界の人材不足などを念頭に「存続が最も望ましい」と要望した。
県教委の再編計画では、同校の統合に伴い2026年度から同科の募集を停止し、代わりに益子芳星高に福祉コースを設けるとしている。古口副会長は将来的に廃科となった場合、益子芳星高でも介護福祉士の国家試験の受験資格を得られるよう整備することなどを求めた。