【足利】社会福祉法人渡良瀬会が運営する知的障害者施設の利用者によるアート展「On1y Oneがいっぱい」が、通2丁目のアートスペース&カフェで開かれている。24日まで。
利用者の制作活動に対する理解を深めてもらおうと企画し、今年で3回目。会場には7施設の利用者による絵画を中心に、約50点が並ぶ。
今回は初の試みとして、かしわ荘(葉鹿町)のアートディレクター中島正道(なかじままさみち)さん(41)が、利用者の作品を素材とした写真作品を手がけ、展示した。「1度展示して終わりではなく、手を加えて付加価値を高めることで、何回も楽しませたい」と、デジタル技術を活用して絵画と制作者の顔を融合させた作品などを創作した。
中島さんは「(展示を通じ)障害者の文化活動を理解いただき、美術を楽しんでいることを分かってもらいたい」と話している。
午前11時~午後6時(最終日は4時)。19、20日は休み。入場無料。(問)同法人0284・62・8770。