大田原市の竹工芸家で重要無形文化財保持者(人間国宝)藤沼昇(ふじぬまのぼる)さんの個展が今月末まで、米国ニューメキシコ州サンタフェで開かれている。「7人の人間国宝展」(10月17日まで、静岡県熱海市・MOA美術館)、「第70回日本伝統工芸展」(25日まで、東京・日本橋三越本店)にも出品中で、78歳を過ぎても創作意欲は衰えない。個展の手応えや近況などを聞いた。
-米国に多くのファンを持つ藤沼作品。サンタフェは久しぶりですか。
「10年ぶりかな。2020年に予定していたのがコロナで延期になった。現代アートと日本のバンブーアートを扱うギャラリーで、先月18日のオープニングに合わせて現地に行った。北米中の先住民アーティストが集まる『インディアン・マーケット』も開かれていてすごくにぎやかだった」
-どんな作品を?
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