【芳賀】道の駅はがを運営する芳賀町ロマン開発の次期社長に、県産業振興センター次世代産業支援チーム非常勤マネージャー阿久津俊夫(あくつとしお)氏(64)=西高橋=が就任する見通しとなったことが15日、現社長の大関一雄(おおぜきかずお)町長への取材で分かった。30日の臨時株主総会で正式に決まれば、10月1日に就任する。

 大関町長は社長を退任し、取締役となる。

 大関町長は、町役場退職後の2021年5月に社長となった。今年4月の町長選出馬の際に退職し、当選後、再び社長に就いた。「次世代型路面電車(LRT)が開業し、町が注目される中、道の駅や隣接する温泉施設は非常に重要。阿久津氏は経営のノウハウも豊富で、コロナ禍から順調に回復しているいいタイミングで引き継げると判断した」と話した。

 阿久津氏は町出身で1998年から経営コンサルティング業を営む。経済産業省関東経済産業局の委嘱を受け中小企業支援ネットワークアドバイザーなども務めてきた。大関町長が社長を務めている間、経営のアドバイザーとして町特産のナシを生かしたブランディングや新商品開発などに携わった。