【大田原】生乳生産量本州1位の県産牛乳を活用し市民の交通安全意識の高揚を図ろうと、大田原交通安全協会は21日、南金丸の道の駅那須(なすの)与一(よいち)の郷で、事故防止などを呼びかける「交通安全牛乳」を配布した。
秋の交通安全運動特別キャンペーンとして実施した。酪農とちぎ農業協同組合と県酪農業協同組合の協力の下、200ミリリットルの牛乳パック300個を用意。パックには、「モ〜一度、左右確認、横断歩道」「モ〜夕暮れ、早めのライト点灯」など、牛の鳴き声にちなんだ標語が記されている。
この日は、同協会金田支部のメンバーら約20人が参加。「安全運転でお願いします」と来場者に声をかけ、牛乳を手渡していた。同協会の梁瀬吉平(やなせきちへい)会長(76)は「おいしい牛乳を飲んで、事故防止を考えるきっかけにしてほしい」と話した。
那須塩原市下厚崎、会社員長瀬明子(ながせあきこ)さん(62)は「牛乳をもらえてうれしい。期間中はより一層気をつけて運転します」と話した。