【塩谷】金枝の氏神「金枝白蛇大権現」の神恩感謝祭が7日、同所で初めて行われ、巫女(みこ)舞が奉納された。県内外から約150人が訪れ、平和を祈る舞を堪能した。
同大権現は同所の医師植木雅人(うえきまさと)さん(63)の一家が代々守ってきた。感謝祭は、大病を患った植木さんが「大権現に何度も救われた」という思いから行った。同時に人々が各地域にある土地神に目を向け、お参りするきっかけにしてほしいと、巫女舞奉納を企画して口コミや交流サイト(SNS)で来場を呼びかけた。
式典の後、社の前に舞台を作り、動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じて人気の瀧川神社(静岡県三島市)専属の巫女、ころもさん(16)が「浦安の舞」を披露した。同所、会社員青木康子(あおきやすこ)さん(56)は「すぐ近くにいてもお参りする機会がなかったが、趣がある場所で、守られている気持ちになる。舞は所作がきれい。心が洗われた」と感動した面持ちだった。