硬玉製大珠やはにわなどが並ぶ会場

 【那珂川】装身具や祭祀(さいし)具計500点以上を並べた特別展「古代那須びとの装いと祈り-縄文・古墳時代の遺物から」が19日まで、小川の町なす風土記の丘資料館で開かれている。

 日用品ではない装身具や祭祀具に焦点を当て、当時の習俗などを紹介しようと企画した。

 国史跡に指定されている小川の駒形大塚古墳から出土したガラス製の小玉や、首や胸に飾るヒスイ製の硬玉製大珠などを並べる。町内だけでなく、矢板やさくら、大田原市といった近隣地域で出土した勾玉(まがたま)や耳飾り、土偶も展示している。

 同館の担当者は「珍しい企画になっている。県内各地から集まった品をこの機会に見てほしい」と呼びかけている。

 午前9時半~午後5時(入館は4時半)。月曜休館。入館料一般100円など。5日は本年度の常設展示リニューアルを記念し、入館無料。(問)同館0287・96・3366。