第54回下野教育美術展(下野新聞社主催、県信用保証協会、県美術教育振興会協賛)幼稚園・保育園の部の中央審査が22日までに、宇都宮市下小池町の篠井地区市民センターで行われ、最高賞の下野美術大賞に、ひまわり保育園(高根沢町)年中青木信弥(あおきしんや)ちゃん(5)の絵画「いちごだいすき」が選ばれた。
今回は絵画、版画、デザインに計7411点の応募があり、このうち地区審査で選ばれた770点が中央審査に進んだ。大賞のほか準大賞3点、特選3点、準特選3点が選ばれた。
審査委員長を務めたぴっころ保育園(矢板市)の山中悟(やまなかさとる)園長は「子どもの興味が湧くような素材が使われ、色使いがきれいで自然体な作品が多かった」と総評。最高賞の作品については「経験に基づいているので、生き生きと表現されている。赤と緑のコントラストが鮮やか」と評価した。
イチゴ狩りの思い出
青木信弥ちゃんの話 甘いイチゴが大好きで、食後やおやつによく食べます。保育園のお友達とイチゴ狩りに行ったとき、大きなイチゴがたくさんあって心に残り、すぐ絵にしました。形や粒をクレヨンで頑張って描きました。賞が取れてうれしいです。
表彰式は12月22日、壬生町の城址(じょうし)公園ホール(壬生中央公民館)で行われる。同9、10日に黒磯公民館(いきいきふれあいセンター)で県北展、同16、17日に芳賀町民会館で県東展、同22~24日に同ホールで中央展の開催が予定されている。上位入賞作品と金賞などの入賞者名は後日、本紙に掲載予定。
下野美術大賞以外の上位入賞者は次の通り。
準大賞 清野紬(かみねの森認定こども園)金子絢(晃望台幼稚園)鈴木琴葉(ぴっころ保育園)▽特選 中山果音(西真岡保育園)吉田昇平(明星館幼稚園)小堀瑠璃斗(杉山保育所)▽準特選 館野しずく(静林幼稚園)石島実祈(第二愛泉幼稚園)小堀優(やわらぎ保育園)