忘年会の会場で準備を進めるスタッフ=1日午後、宇都宮市本町

 新型コロナウイルスの「5類」移行後初の忘年会シーズンを迎え、県内ではコロナ禍前の活況が戻りつつある。ホテルには数十人規模の宴会の予約が次々と入り、100人を超える大規模な忘年会の申し込みも相次ぐ。居酒屋も週末を中心に“満員御礼”状態に。コロナ感染の第8波が押し寄せた1年前とは大きく異なる状況だ。一方、温泉地では宿泊を伴う宴席の戻りが限定的といい、人手不足や個人客へのシフトで受け入れを抑える宿もある。

 広々とした宴会場。スタッフが料理を載せる大皿や取り皿、箸を並べ、グラスを磨く。1日夕、宇都宮市本町の宇都宮東武ホテルグランデ。業界団体が予約した35人の立食形式の忘年会に向け、準備が進だ。

 「久々の忘年会を楽しみにされているはず。1年間の労をねぎらうお手伝いをできることがうれしい」。スタッフは声を弾ませた。

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