那須野巻狩大将鍋まつりのポスターを持つ吉成委員長

 【那須塩原】市を代表する祭りとして親しまれてきた「那須野巻狩まつり」が「那須野巻狩大将鍋まつり」として衣替えし、JR那須塩原駅西口駅前広場で10日、初開催される。行政主導から民間主体での再出発となり、規模を縮小したが、名物の「巻狩鍋」の提供は継続する。3団体でつくる実行委員会の吉成伸一(よしなりしんいち)委員長(67)は「市民の力で地域を元気づけたい」と張り切っている。

 那須野巻狩まつりは1994年から、黒磯地区で毎年10月に開催されてきた。同まつりを含む三つの市内の大規模イベントは、新型コロナウイルスや国体開催を理由に3年間、実施が見送られていた。市は4月、実質行政主導となっていた運営を見直すことを明らかにした。