築40年が経過し、老朽化した南部クリーンセンター

 【足利】市が2028年4月の稼働を目指す新クリーンセンター(野田町)の整備費として277億6400万円を見込んでいることが、12日までに分かった。総合評価一般競争入札で、環境装置メーカー「タクマ」(兵庫県尼崎市)のグループが同額で落札した。同センターの20年間の運営費も含む総事業費は、約500億円になる見通し。市は13日、工事請負契約についての議案を市議会へ追加提出し、今議会での議決を求める。

 1983年に建設した南部クリーンセンターは築40年が経過し、老朽化が著しい。このため、市は隣接地に新施設の建設を決定。ごみを焼却する際の熱エネルギーを利用した余熱体験施設(プールなど)も併設する方針を固めている。