未利用魚のギョーザを考案した(前列左から)小宮山泰盛さん、山本さん、岡村琉生さんと(後列左から)赤羽凌泰さん、矢萩さん、近藤龍之介さん

 【宇都宮】作新学院高の魚好きの生徒たちが、深海魚などを使った魚肉ギョーザを考案した。市場に流通せず捨てられてしまう未利用魚を有効活用するアイデアで、経済界や水産界の全国コンテストで最優秀賞に選ばれた。生徒たちを動かしたのは「海なし県民が抱く海への憧れ」。未利用魚の流通ルートを開拓し、宇都宮ならではのギョーザとして広めたい考えだ。

 魚好きの生徒有志でつくる「魚類・水生生物探究チーム」に参加するトップ英進部と英進部の1、2年生6人がプロジェクトチームを組んで考案。松下幸之助(まつしたこうのすけ)杯スピーチコンテスト決選大会(松下幸之助記念志財団主催)で学生の部最優秀賞、海の宝アカデミックコンテスト(北海道大大学院水産科学研究院主催)でマリン・カルチャー部門大賞などを取った。