田村耕一美術館の茶室で、田村の銘品で茶の湯を堪能する市内高校の茶道部員たち

 【佐野】市内の高校茶道部の生徒が10日、天明(てんみょう)鋳物の湯釜と市出身で人間国宝陶芸家の田村耕一(たむらこういち)の茶わんを使った茶会を、閑馬町の「田村耕一美術館」の茶室で体験した。高校茶道部を対象に市が初めて開いた。市は若い世代の郷土に対する誇りの醸成や、名所、銘品など佐野の魅力の発信にもつながるとし、今後も同美術館と連携し、継続していきたい考えだ。