帝国データバンク宇都宮支店は18日、電気配線工事業の正神工業(日光市小佐越)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。5日付。負債総額は約3千万円。
帝国データバンク宇都宮支店によると、正神工業は2015年創業、19年設立。主に太陽光発電設備の取り付け工事を請け負い、北関東エリアでメガソーラー案件を下請けの形で受注していた。
売電価格の低迷などで太陽光発電業界が苦境にある中、近年は新型コロナ禍で受注不振が続いた。今年1月に主力取引先が倒産したことで受注がさらに困難になり、資金繰りが悪化。6月までに事業存続を断念した。