法幢寺近くに立つ道標を見上げる清宮さん(中央)と松山さん(右)、磯さん

 【茂木】「江戸三大仇(あだ)討ち」の一つとされる「浄瑠璃(じょうるり)坂の仇討ち」にゆかりがある深沢の法幢(ほうどう)寺近くに、寺の位置を知らせる石造りの道標(どうひょう)が建った。檀家(だんか)の男性が「由緒ある法幢寺を知ってほしい」と私費で制作、寄贈した。同寺の松山恵浄(まつやまえじょう)さんと檀家総代の磯稲蔵(いそいなぞう)さん(80)はそろって寄贈に感謝し「道標を通して歴史あるこの地を後世に残したい」と願っている。