箱根駅伝を意識したのは中学3年のとき。作新学院高出身の佐藤慎悟(さとうしんご)さんが3区区間賞をとり、駒大が3連覇するのをテレビで見ました。
すごい先輩がいたことを知り、自分も駒澤のユニホームを着て優勝するんだ、というところまで思い描きました。まさか4年続けて花の2区(23・2キロ)を走るとは思いませんでしたけどね。
1年目は15位でたすきを受けました。沿道の大声援の衝撃は忘れません。19キロ過ぎのバイパスで呼吸の荒さ、自分のバタバタとした足音に気づいたとき、急にきつくなったのを覚えています。区間13位でした。
ぼろぼろにやられた経験のおかげで、2年目は心も体もコントロールできました。区間5位。チームは3年ぶりに総合優勝を果たしました。主将の安西秀幸(あんざいひでゆき)さんをはじめ、仲間に恵まれて夢がかないました。
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