モニターに向かって訓示する福田知事=4日午前、県庁

 仕事始めの4日、福田富一(ふくだとみかず)知事は県庁で部局長ら20人にオンラインで年頭の訓示を行った。少子化や人口減の克服などに向け「栃木県から国を動かす、日本をリードするという気概を持って積極果敢な挑戦をお願いしたい」と呼びかけた。

 職員に対し、前例にとらわれない行動を求めたほか、発信力の強化も要請。「今の社会に何が求められているかを肌感覚で捉え、言葉を磨いて人を動かすメッセージを出してほしい」と訴えた。

 デジタルトランスフォーメーション(DX)や働き方改革の推進にも言及し、今年の干支(えと)の辰(たつ)になぞらえ「昇り竜のように未来志向で世界から選ばれる栃木づくりを進めていきましょう」と締めくくった。

 1日に発生した能登半島地震に関しては「本県としても積極的に対応する。各部局で情報収集に努め、支援に向けた準備を進めてほしい」と述べた。