職員に見送られ、被災地に出発する給水車

 【佐野】能登半島地震によるライフラインの損壊で、深刻な水不足に苦しんでいる被災地支援のため、市は12日、男性職員4人と2トン給水車1台を石川県に派遣した。17日までの日程で、輪島市などで給水作業に当たる。

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 派遣職員は水道課3人、下水道課1人。輪島市や志賀町で活動する国や自衛隊への給水、クリニックや施設などの受水槽への水の供給を行う予定。既に派遣されている足利市から給水車の業務を引き継ぐ。現地での作業期間は13~16日。

 12日午前、大橋町の上下水道庁舎で出発式が行われ、落合武史(おちあいたけし)上下水道局長が「市民の代表として最大限力を尽くすとともに、安全に十分に留意し作業に当たっていただきたい」と激励した。

 派遣チームのリーダーを務める山野井健(やまのいたけし)水道課水道計画係長は「しっかりと職務を全うし、被災地支援の重責を果たしてきたい」と決意を示した。