17日午後2時35分ごろ、次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線のかしの森公園前-芳賀町工業団地管理センター前停留場間で上り車両が、運転士の体調不良のため一時運転を見合わせたことが18日、運行会社への取材で分かった。この影響で最大約25分の遅れが出た。
運行会社の宇都宮ライトレールによると、運転中の運転士が瞬間的に気を失ったといい、運転士はその直後に安全確保のために自身でブレーキをかけて停車した。運転士が運輸指令に体調不良と交代運転士の派遣を要請し、異変に気付いた乗客が119番通報した。車内には約10人が乗車していたが、けが人はいなかった。
今回は作動に至らなかったものの、LRTの車両には運転レバーから手が離れると自動ブレーキがかかる安全装置が備わっている。