【下野】県史跡「児山城址(じょうし)」の保全活動に取り組む児山城址守り隊(若松健一郎(わかまつけんいちろう)会長)らが1月27日、下古山の同城址で落ち葉さらいを行い、地域住民や下野上三川ロータリークラブ、石橋高歴史研究部の生徒など約30人が参加した。
児山城は鎌倉時代末期に宇都宮城の南方を守るために築城された。本丸の堀や土塁などが現存しているが、現地は落葉樹が多く落ち葉で遺構が埋まってしまうため、同隊が毎年落ち葉さらいを行っている。
参加者は堀跡の斜面などにたまった大量の落ち葉を熊手で集め、ブルーシートに載せた。同校歴史研究部は初めての参加で、1年岡本悠聖(おかもとゆうと)さん(15)は「児山城址は自分たちの研究対象で愛着もある。いつも来ているので恩返しのつもりです」と話していた。