宇都宮地方気象台は5日午前6時25分、「大雪に関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県内は5日夕方から6日朝にかけて大雪となる所がある見込み。気象台は大雪や路面凍結による交通障害に警戒し、ビニールハウスなどの倒壊、電線や樹木への着雪、雪崩に注意するよう呼びかけている。また、5日午前10時18分、県内全域に大雪注意報を発令した。
気象台によると、6日にかけて低気圧が発達しながら本州の南岸から日本の東へ進む見込み。予想より気温が低くなった場合には、平地でも警報級の大雪となる可能性があるという。
6日午前6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で北部山地30センチ、北部平地12センチ、南部山地20センチ、南部平地10センチ。その後、7日午前6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で北部山地10~20センチ、北部平地1~5センチ、南部山地5~10センチ、南部平地1~5センチ。
一方、JR東日本は4日午後4時20分、5日以降の降雪の状態によっては、県内の宇都宮、烏山、日光の各線などで列車の大幅な遅れや行き先変更、運休などが発生する可能性があると発表した。
通常より目的地までの所要時間が多くかかる場合があるため、最新の気象情報や運転状況を確認し、時間に余裕を持って出かけるよう呼びかけている。
最新の運行情報は、JR東日本のホームページやアプリ、公式X(旧ツイッター)などで周知する。
東武鉄道もホームページで、5、6両日に雪による運休や遅れの恐れがあることを周知し、注意を呼びかけている。
次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線を運行する宇都宮ライトレールも5日、ホームページで、大雪の影響によって列車の遅れや運休などの対応をとる可能性があると周知した。