展示品と共に配置したモニター。画面中の遺物は回転したり白黒になったりする

 【下野】県内の遺跡で発掘された遺物を3D映像と共に紹介する企画展「3D映像に見る栃木の文化財」が25日まで、紫の県埋蔵文化財センターで開かれている。遺物の脇にモニターを置き、通常の展示では見えにくい土器などの裏側や底面まで映像で確認できる。全ての展示物に対し、3D映像を用いて紹介するのは今回が初めて。普及資料課の森嶋秀一(もりしましゅういち)さん(63)は「長い期間をかけて準備を重ねてきた。3D映像を活用し、実物の資料をより深く理解してもらえたら」と来場を呼びかけている。