地域住民らで賑わった昨年4月の「孝子桜まつり」。6年生と卒業生による琴の演奏も披露された

 【宇都宮】文部科学省は、本年度の文部科学大臣優秀教職員表彰「社会に開かれた教育実践奨励賞」に、小規模特認校で特色ある教育に取り組む城山西小を選出した。同賞の受賞は本県初。同校は約20年前に児童数の減少で廃校の危機に直面し、地域住民や教育関係者と連携して魅力ある学校づくりを実現。同賞の「地域連携・協働の推進」の分野で顕著な成果があると評価された。松浦好尚(まつうらよしひさ)校長は「地域の人たちの長きにわたる多大な貢献がなければ、今回の受賞もなかった」と感謝した。