本県の魅力を国内外に発信する児童を育てる「県子ども観光大使実行委員会」(山口浩彦(やまぐちひろひこ)会長)は18日、県庁昭和館で大使の認定証授与式を行った。10年目を迎えた本年度は、県内各地の文化や産業を学んだ小学生35人が新たに加わり、子ども観光大使の認定者数は延べ703人になった。
認定事業は小中学校教師の研究団体「TOSS栃木」を中心とした実行委員会が、2012年度から主催している。新型コロナウイルス禍で2年間休止したが、22年度から再開した。
本年度は日光東照宮や足利学校など県内16会場で講座を開き、延べ171人が参加した。「3会場以上の出席」「検定合格」「魅力発信」の三つの条件をクリアした児童が大使に選ばれ、認定証を受け取った。
式典では芳賀南小6年塩沢友菜(しおざわゆな)さん(12)が「1年生から6年間参加し、イチゴや益子焼などたくさんの魅力を知ることができた。中学校でも世界へ栃木の魅力を発信し続けたい」と誓いの言葉を述べた。
この日は認定された児童6人による学習発表なども行われた。