宇都宮地方気象台は9日午前5時58分、「大雪に関する栃木県気象情報」を発表した。栃木県北部では、山地を中心に、9日昼すぎから10日明け方にかけて大雪となる見込みで、大雪や路面の凍結による交通障害に注意・警戒するよう呼びかけている。

 気象台によると、佐渡付近にある低気圧が発達しながら東へ進み、日本付近は10日にかけて西高東低の気圧配置となる。東日本の上空には、この時期としては強い寒気が流れ込む見込み。県内北部では、上空の寒気が予想より強まった場合や、日本海から流れ込む雪雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雪となる可能性がある。11日にかけてはなだれにも注意が必要という。

 県内で10日午前6時までの24時間に予想される降雪量は、多いところで北部山地30センチの見込み。