宇都宮地方気象台は19日午後4時32分、「雷と突風および降ひょうに関する栃木県気象情報」を発表した。県内では、20日昼前から夕方にかけて、大気の状態が非常に不安定になる見込み。気象台は、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨に注意が必要と呼びかけている。
気象台によると、日本海西部に低気圧があり、発達しながら東へ進んでいる。東日本の上空約5500メートルには、20〜21日にかけて氷点下36度以下の、この時期としては強い寒気が流れ込む見込み。また、20日には低気圧が急速に発達しながら日本海を東へ進み、夜には日本の東でさらに発達するという。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう呼びかけている。降ひょうの恐れもあるため、農作物の管理にも注意が必要という。