森川村長(右)から牽牛子塚古墳の説明を受ける坂村市長

 【下野】坂村哲也(さかむらてつや)市長らは22日、飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されている奈良県明日香村を訪れ、森川裕一(もりかわゆういち)村長を表敬した。

 2年後の市制20年を目途に、同村と交流を深め友好都市などの協定を結ぶことが目的で、実現すれば古代の文化財を活用した市の「東の飛鳥」関連プロジェクトのブランド力も上がり弾みがつく。坂村市長は「史跡や文化財を活用したまちづくりの手本となる明日香村と交流を深めたい」と話している。

 市内では約1500年前の古墳や埴輪(はにわ)など古代の文化財が多く出土し、下野薬師寺跡や下野国分寺跡などが見つかっている。市は「東の飛鳥」と銘打ち、古代東国を代表する文化財をまちづくりに活用する「シモツケくらしにウッテツケ」プロジェクトを進めている。