江野町のオリオン通りにある「下野新聞社宇都宮まちなか支局」は曲師(まげし)町に移転し、4月1日に業務を開始します。引き続きよろしくお願いします。2012年の支局開設以来、皆さんと歩いた12年間の街なかの出来事を振り返りつつ、新支局を紹介します。

 宇都宮まちなか支局が開設された2012年、オリオン通り商店会がオリオンACぷらざでお化け屋敷を始めました。今ではすっかり夏の風物詩となり、子どもたちや若者の人気を集めています。

オリオンACぷらざで開かれているお化け屋敷。子どもたちの行列ができるなど、夏の風物詩として定着している=2012年8月
オリオンACぷらざで開かれているお化け屋敷。子どもたちの行列ができるなど、夏の風物詩として定着している=2012年8月

 14年には“宇都宮のシンボル”の餃子(ぎょーざ)像が、JR宇都宮駅西口のバスターミナルからペデストリアンデッキ上に移設されました。ちなみに1994年に最初に設置された場所は同駅東口でした。覚えていますか。

JR宇都宮駅西口ペデストリアンデッキに移設された「餃子像」。観光客に人気の撮影スポットとなった=2014年10月
JR宇都宮駅西口ペデストリアンデッキに移設された「餃子像」。観光客に人気の撮影スポットとなった=2014年10月

 2017年はミヤラジが開局。毎週木曜日午後5時半~6時の番組「下野新聞うらもっと!みやもっと!」にはまちなか支局の記者が出演し、「みやもっと面」に掲載された話題の裏話などを紹介しています。

 20年以降は新型コロナウイルス禍で街なかのイベントも次々に中止となりましたが、その後、復活。ふるさと宮まつり、自転車のジャパンカップのクリテリウム、3人制バスケットボールの3x3(スリーエックススリー)の大会などにぎわいを取り戻しています。

 忘れてはならないのは宇都宮ブレックスの優勝パレード。17、22年とシンボルロードで行われ、多くの人を集めました。3度目が待ち遠しいところです。

シンボルロードで行われた宇都宮ブレックスの優勝記念パレード。3万5千人(主催者発表)が詰めかけ、5季ぶりの王座奪還を祝った=2022年6月
シンボルロードで行われた宇都宮ブレックスの優勝記念パレード。3万5千人(主催者発表)が詰めかけ、5季ぶりの王座奪還を祝った=2022年6月

 そして23年。同駅東口に次世代型路面電車(LRT)が運行を開始し、ますます宇都宮が、街なかが注目されています。ズキズキ、ワクワク-。街なかから目が離せません。

4年ぶりに開かれた「ふるさと宮まつり」。2日間で計62万人(主催者発表)が訪れた=2023年8月
4年ぶりに開かれた「ふるさと宮まつり」。2日間で計62万人(主催者発表)が訪れた=2023年8月

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 新支局は、これまでと同じオリオン通り沿いで、250メートルほど東になります。新住所は「宇都宮市曲師町3の1 ゆたかYビル3階」。支局長と支局員の2人が勤務します。

宇都宮オリオン通り商店街振興組合事務局長より“卒組証書”を頂きました。賞状を手に「地元の皆さま、12年間、ありがとうございました」と感謝する記者
宇都宮オリオン通り商店街振興組合事務局長より“卒組証書”を頂きました。賞状を手に「地元の皆さま、12年間、ありがとうございました」と感謝する記者

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