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駅東公園前停留場で待つ乗客の前を止まらずに通過する快速列車=1日午前7時、宇都宮市東宿郷5丁目

 次世代型路面電車(LRT)の快速列車の運行が1日始まった。平日午前6、7時台の下りに各1本導入。6停留場を通過する。

 LRTはこれまで、宇都宮駅東口-芳賀・高根沢工業団地間の全19停留場に止まる列車のみの運行だった。快速列車は平日朝の混雑緩和を目的に導入され、全線所要時間を45分から3分短縮する。

 この日、午前6時58分発の最初の快速列車が宇都宮駅東口停留場に入線すると、乗客は車両に表示された「快速/Exp.」の電光掲示を写真に収めるなどして乗り込んだ。列車が止まらない停留場では、通過していく快速に驚く様子の人も見られた。

 通勤のためグリーンスタジアム前停留場まで利用した宇都宮市錦1丁目、会社員女性(53)は「途中乗車の人で混むことがなく快適」と話した。

 運行会社の宇都宮ライトレールによると、初日に始発停留場から快速に乗った客は2本で計295人。