【栃木】市民有志でつくる地域おこし団体「栃木ゆめ玉(たま)めぐりの会」はこのほど、市内12カ所の社寺と名所でパワーストーン「ゆめ玉」を授与する「栃木ゆめ玉めぐり」を始めた。12カ所の「願処(ねがいどころ)」の観光を楽しみながら御利益が異なる玉を集めると、自分だけのブレスレット型お守りが完成する。太平山神社や渡良瀬遊水地といった有名スポットだけでなく、穴場のスポットも巡ってもらい、地域のまだ伝わっていない魅力を知ってもらう狙いだ。
他の願処は、塚田歴史伝説館(倭(やまと)町)、神明宮(旭町)、油伝味噌(あぶでんみそ)(嘉右衛門(かうえもん)町)、星宮神社(平柳町1丁目)、清水寺(せいすいじ)(大平町西山田)、高勝寺(岩舟町静)、善応寺(吹上町)、東善光寺(木野地町)、つがの里(都賀町臼久保)、八百比丘尼(おびくに)堂(西方町真名子)。
ゆめ玉は直径10ミリの玉と数珠用のゴムひものセット。恋愛運や財運、健康運などの御利益がある12種類の玉を、同様に御利益が異なる赤、緑、紫の3色のゴムひもと自由に組み合わせることができる。
全12カ所を巡って満願を目指したり、願い事に特化したり、好きな色のブレスレットを作ったりしながら市内を回遊してもらう。同様の取り組みは埼玉県秩父市で人気を呼んでいる。
同会の川原徹也(かわはらてつや)さん(40)は「既存の地域資源を生かした取り組み。自由に願処を巡って、各地域の魅力を改めて知ってほしい」と話している。
ゆめ玉は各500円か550円。授与所が異なるスポットもある。土日祝日や定休日は一部を万町の「とちぎ蔵の街観光館」で取り扱う。(問)市観光協会0282・25・2356。