小さく産まれた真岡市さくら2丁目、小林奏明(こばやしかなめ)ちゃん(6)が「就学猶予」を真岡市教委から許可された。許可の判断を委ねられている市町村教委は、子どもによって発達状況や健康上の特性などが異なるため、審査に苦慮している。就学に対する保護者の意向の多様化もうかがえ、個別の事案に応じた柔軟な対応が求められそうだ。
母親の小林恵(こばやしめぐみ)さんによると、体重493グラムで生まれた奏明ちゃんは3歳で真岡市内の保育施設に入園したが、階段の昇り降りがおぼつかないなど支障があった。安全面を考慮して外遊びや行事参加を制限され、転園を経験した。小林さんは就学を控えた22年冬、「子どもの成長のペースに合わせて学ばせたい」との思いから、真岡市教委に入学を延期できないか相談した。
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