本県在住アーティストらによる朗読コンサートが21日午後2時から、宇都宮市大谷町の複合施設「OHYA BASE」で開かれる。宇都宮市の朗読家青木(あおき)ひろこと同市、ピアニスト大山秀子(おおやまひでこ)、鹿沼市のギタリスト小川倫生(おがわみちお)が出演する。
プログラムは2部構成。1部は青木が中原中也(なかはらちゅうや)の「月夜の浜辺」、立原道造(たちはらみちぞう)「夢みたものは…」などの詩を朗読し、小川がアコースティック・ギターのオリジナル曲を奏でる。
2部は宇都宮で製造され“幻の名器”ともいわれる60年前のイースタインピアノが共演。原田(はらだ)マハの短編集「星がひとつほしいとの祈り」から大分県日田を舞台に母娘の絆を描いた「夜明けまで」の朗読をギターとともに彩る。フォーレ作曲「言葉のない三つのロマンス」の演奏もある。
青木は「1部は春をイメージしながら、2部は心にしみる物語の世界に浸りながら、音楽と一緒に楽しんでほしい」と話している。
入場料は3千円。予約、問い合わせは実行委員会028・638・5203。