東北自動車道の大谷スマートインターチェンジの建設中止に関する請願書を巡り、提出者の市民本人に意思確認しないまま「陳情書」を「請願書」に書き換えたとされる問題に関連し、宇都宮市議会で意に反する陳謝文を読まされ表現の自由を侵されたなどとして出井昌子市議が同市に330万円の慰謝料などを求めた訴訟で、出井市議は11日までに、請求棄却を言い渡した一審宇都宮地裁判決を不服として東京高裁に控訴した。10日付。出井市議は取材に「自由な議員活動が脅かされる。高裁で改めて判断してほしい」と述べた。