市内小中学生の携帯電話の所持率

 【宇都宮】市内小中学生のスマートフォンなど携帯電話の所持率は年々増加し、2023年度は小学生の44%、中学生は86%に上ることが、市教委の23年度調査で分かった。小1も過去最多の約26%と4人に1人が所有し、低年齢化が進んでいる。一方、交流サイト(SNS)やメール、サイト視聴などスマホ・携帯の使用時間も増えており、初めて小中学生全体の平均で1日1時間を超えた。市教委は年間指導計画を一部改定して適正使用へ指導を充実させるとともに、家庭におけるルール作りなど保護者の協力も呼びかけている。

 調査は、市立小中学校の全学年を対象に毎年実施する「学習と生活についてのアンケート」。昨年12月に小学校69校、中学校25校の約3万6千人に行った。