大神神社で行われた流鏑馬

 【栃木】惣社町の大神(おおみわ)神社で14日、春季例大祭が行われた。恒例の流鏑馬(やぶさめ)も行われ、多くの来場者を楽しませた。

 同神社の流鏑馬は、その年の農作物の作柄を占う神事として毎年行われている。流鏑馬は3回行われ、命中した的によって早生や晩生の生育を占う。

 的は約150メートルの参道に設置された。馬が勢い良く走る中、射手が狙いを定めて矢を放ち、3回とも的に命中した。「パン」と的を射貫いた音が参道に響くと、観客から大きな拍手が上がっていた。

 小林宣彦(こばやしのりひこ)宮司は「3回命中したので豊作が期待できる。天候不順などを乗り越え、良い年になってほしい」と話していた。