市民生活に大きな影響が出る大規模災害時の断水。2011年3月の東日本大震災では、県内の14市町で計約6万4千戸が断水した。中でも、矢板市とさくら市の一部では約2カ月間断水し、影響が長期に及んだ。震災後、両市は水道管などの耐震化を進めようとしているが、耐震工事に充てられる予算が少ないなどの課題も浮かんでいる。
矢板市成田の住宅団地「ハッピーハイランド」。13年前の震災では市内でも特に断水が長引いた。妻と2人暮らしの小林冬記(こばやしふゆき)さん(69)は「特にトイレが困った」と当時を思い出す。
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