子育て中の母親2人で起業した手作り総菜がメインのお店。「子ども食堂を立ち上げたい」との思いを温めていた代表の五月女みづき(そうとめみづき)さん(43)と、五月女さんが以前勤めていた会社で同僚だった山田舞子(やまだまいこ)さん(35)が意気投合して起業し、昨年3月にオープンした。
新型コロナウイルス禍だったこともあり、テイクアウトを基本にスタートした。和食中心の主菜や副菜はいずれも、家庭的でやさしい味わい。野菜は地産地消を軸にしており、五月女さんは「年間を通じて季節感を楽しんでほしい」と話す。
総菜の1番人気は「デミグラスハンバーグ」(2個入り550円)。「タコバジル」(380円)「ひじきの煮物」(120円)は老若男女問わず好まれる。この時季は「かき菜のゆずこしょうポン酢」(280円)もお薦め。このほか弁当のメニューも多彩だ。
客層も幅広く、近所のお年寄りや「野菜をもう一品欲しい」という仕事帰りの独身男性なども多いという。
土、日曜は市内のマルシェなどイベント出店にも積極的。27日~5月6日は益子の陶器市に出店する。「イベント限定のメニューもあります」と五月女さん。具体的な日程は、インスタグラムで案内している。
▼メモ 小山市城東7の18の2、アペックス105。火曜は午後4~7時。水~土曜は午前11時半~午後7時(総菜は午後1時半から)。日、月曜定休。(問)0285・37・9161。