4月の県内の月平均気温は、観測10年未満の日光東町を除く県内の13地点で観測史上1位となったことが2日までに、宇都宮地方気象台の気象速報で分かった。平年より3・1~3・7度高く、統計開始以降で最も暑い4月となった。

 平均気温が最も高かったのは佐野の16・6度で、小山16・3度、宇都宮16・2度、真岡15・4度と続いた。平年値が10度未満の県北でも軒並み高くなり、那須高原11・2度、土呂部10度などだった。唯一、月平均気温が10度未満だった奥日光も、平年値より3・1度高い8・2度だった。

 県内は上旬と下旬に雨の日が多くなったが、中旬は高気圧により暖かい空気に覆われた。気象台は「月平均気温はかなり高くなった」と説明した。

 4月の中でも28日は7月上旬から下旬並みの暑さとなり、佐野で30・7度、大田原で30・0度を記録し真夏日となった。