渡良瀬遊水地内のイノシシ生息数が2023年度834頭に上り、前年度(488頭)の約1・7倍に増加したことが13日までに、渡良瀬遊水地連携捕獲協議会の調査で分かった。

 生息域も広がっており、谷中湖近くの第1排水門周辺での生息が新たに判明した。イノシシの強い繁殖力に捕獲が追い付いておらず、周辺の農作物被害や人的被害につながる恐れがある。協議会は24年度の目標捕獲数を現行の20頭から100頭に引き上げ、捕獲強化に乗り出す。