ワルツを踊って親交を深める生徒たち

 【那須塩原】市中学生海外交流事業の一環として、姉妹都市のオーストリア・リンツ市から来日したオウホフ校の中高生28人が15日夜、桜町のいきいきふれあいセンターでホストファミリーと対面した。

 市は2009年度から同校との相互交流を開始し、受け入れは今回で11回目。対面式では、ホストファミリーの生徒たちがAKB48の「365日の紙飛行機」を歌って来日を祝い、渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長は英語で歓迎のあいさつを行った。同校の生徒も関係者への感謝を込めて「花は咲く」を日本語で歌い、ホストファミリーの生徒とワルツを踊るなど親交を深めた。

 昨年オーストリアにホームステイした箒根学園9年長村空大(ながむらそらと)さん(14)は「いろいろな経験を通して、お互いの記憶に残る生活にしたい」と述べた。来日したスバシッチ・マテオさん(15)は「ホストファミリーの生活に入り家族の一員となることで、唯一無二の思い出をつくりたい」と笑顔で話した。

 一行は市内の家庭にホームステイしながら20日まで滞在。市内の中学校に登校しつつ、千本松牧場を見学するなどして学校生活や日本文化を体験する。