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大賞となったセブンハンドレッドの小林社長(中央)ら受賞者=27日午前11時40分、宇都宮市大通り2丁目

 ビジネスや芸術など幅広い分野で活躍する若い人たちを顕彰する第7回「とちぎ次世代の力大賞」(下野新聞社主催)の表彰式が27日、宇都宮市内のホテルで関係者が出席して行われた。

 下野新聞社の若菜英晴(わかなえいせい)社長から、大賞のゴルフ場「セブンハンドレッドクラブ」を運営するセブンハンドレッド(さくら市)、優秀賞に輝いた宇都宮市のNPO法人「栃木県こども応援なないろ」=三上響生(みかみひびき)広報チームインタビュープロジェクトリーダー(18)=、小山市の「西堀酒造」取締役西堀哲也(にしぼりてつや)さん(33)、とちぎ未来大使を務める日光市のピアニスト大嶋浩美(おおしまひろみ)さん(39)のほか、審査員特別奨励賞に選ばれた真岡北陵高食品科学研究部に、それぞれ表彰状と記念品が贈られた。

 セブンハンドレッドは、サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」を通じて地域交流を促進し、農業分野にも参画する。受賞者あいさつで小林忠広(こばやしただひろ)社長(31)は、ゴルフ場が地域資源であることや農業振興の重要性に言及。「大賞受賞で多くの方々に応援してもらっていたと実感した。皆さんと一緒に栃木を盛り上げ、日本を元気にできれば」と喜びを語った。

 栃木県こども応援なないろは、高校生や大学生が主体となり子どもの生活支援に取り組む。西堀さんは醸造遠隔管理システムの独自開発を手掛けた。大嶋さんは高齢者施設での慰問コンサートなどを開催。真岡北陵高食品科学研究部は、町おこしグルメの開発など食関係の活動に励んでいる。

 若菜社長は「新しい時代を切り開いていくのは若い人たち。皆さまには今後、さらに活躍して地域を引っ張り、人々に感動を与えていただきたい」とたたえた。

 とちぎ次世代の力大賞には今回、個人、団体から計38件の応募があった。