宇都宮ライトレールのLRT

 【宇都宮】次世代型路面電車(LRT)を運行する宇都宮ライトレールは6月1日、貸し切り車両の運行を始める。学校や老人クラブ、旅行会社のツアーなどの利用を想定し、条件が合えば自転車の持ち込みも可能となる。予約を受け付けている。

 1編成を貸し切る形で、乗った距離に関わらず片道4万円、往復8万円の均一料金。乗車定員は約160人で、半数以上が小学生以下の場合は半額となる。連日2便まで運行でき、平日は午前10時~午後4時、土日祝日は午前8時~午後8時の間、既存ダイヤの合間を縫って貸し切り運行する。

 予約は同社ウェブサイトの申し込みフォームから行う。利用日、時間帯、乗車停留場と降車停留場といった希望を記入し、同社担当者と調整する。希望日の14日前までに申し込む。

 貸し切り運行では、停留場以外での途中停車はしない、飲食禁止、車両を傷つけたり汚したりする利用はできないなどの条件はあるが、それらがクリアできれば自転車の持ち込みも可能という。同社担当者は「要相談」としている。

 貸し切り運行が定着すれば、同社主催の企画列車といった新たな展開も期待できそうだ。