シートを持って稚アユを放流する園児たち

稚アユを放流する園児たち

シートを持って稚アユを放流する園児たち 稚アユを放流する園児たち

 【茂木】未就学の子どもたちに地域の名産のアユに親しんでもらおうと町は27日、町内の保育園と認定こども園計4園の年長児ら約60人を招き、大瀬の大瀬観光やな前の那珂川で稚アユの放流会を開いた。

 町漁業協同組合が100キロ、約5600匹の稚アユを用意。最初に同組合の羽石徳夫(はねいしとくお)組合長(77)が「アユはきれいな川にしかすまない。海で大きくなって戻ってきてもらえるよう、頑張って放流してください」と呼びかけた。

 その後、園児たちは稚アユの一部をバケツで放流。続いて、魚類の輸送トラックから川面へ敷かれたシートを持ち、そこを流れ落ちる稚アユに向かって「頑張って帰ってきてね」「バイバイ」などと声をかけながら放した。

 逆川保育園の杉山凜星(すぎやまりせ)ちゃん(5)は「元気に川に戻ってきてほしい」と話していた。